【保存版】シェアハウスは“やめとけ”と言われる理由と対策

シェアハウスの基本情報

シェアハウスへの入居を検討中に、SNSの口コミで「シェアハウスはやめとけ」という言葉を目にして、ドキッとしたことはありませんか?

シェアハウスは、家賃を抑えられたり、人とのつながりが生まれたりと魅力的な点が多いですが、プライバシーやトラブルへの不安が尽きないのも事実です。

本記事では、シェアハウスが「やめとけ」と言われる具体的な理由、向いている人・いない人の見分け方、失敗を避ける物件選びのコツなどを紹介します。

シェアハウス運営者のリアルな体験談を交えながら丁寧に解説していくので、読み終えた頃には「自分にとってシェアハウスはアリかナシか」を判断材料が手に入りますよ。

ハコスケ
ハコスケ

ネットで“シェアハウスはやめとけ”って見ちゃった……

ハコナ
ハコナ

良い面も悪い面もまとめてチェックして、一緒に“後悔しない選択”を探そう!

シェアハウスは「やめとけ」と言われる7つの理由

「シェアハウスはやめとけ」という声には、いくつか共通の理由があります。
やめとけと言われる理由を知っておくことで、物件選びや暮らし方で“地雷”を踏む確率を減らせます。
ここでは代表的な7つのポイントを紹介します。

プライベート空間が狭い

いきなり裏話ですが、シェアハウスは多くの居室数を確保してこそ経営が成り立つため、個室はおおむね 3.5〜5畳(約 6〜8 ㎡)ほどのコンパクトな広さに設定されることが多いです。

ベッドとデスクを置くと足の踏み場がなくなり、クローゼットも最小限ということが珍しくありません。

自室で仕事をするリモートワーカーや、趣味の時間をじっくり楽しみたいタイプの方は、想像より窮屈に感じることがあります。

快適に過ごすためにも、自分のプライベート空間に「必要な広さ」を事前に確認しておくと良いでしょう。

生活音がダイレクトに届く

シェアハウスの中には、しきり壁などで部屋を2つに仕切っている物件も少なくありません。
こうした場合は壁が薄く防音性能も控えめで、深夜の足音やテレビや音楽、おならの音までも隣人に聞こえてしまうことがあります。

そのため、音に敏感な方はちょっとした生活音で目が覚めてしまい、寝不足になることもあるので要注意が必要です。

シェアハウス内に「音の注意喚起」の張り紙などがある場合高確率で音問題が発生していると思っていいでしょう。

内見の際は、壁の厚みを確かめたり、防音対策を管理会社に尋ねたり、できれば昼と夜の環境を比べたりしておくと安心できますよ。

生活リズムが食い違いやすい

同居人には夜勤勤務、早朝出勤、在宅ワークなど、ライフスタイルはさまざまです。

その結果、深夜のドライヤー音で目が覚めたり、早朝の洗濯機の音でも起こされたりと、日々ぐったり……ということになる可能性もあります。

また、「交流が目的で入居したのに、生活リズムが合わずほとんど顔を合わせられなかった」という声も珍しくありません。

こうしたミスマッチを避けるには、内見時に入居前に住人の勤務形態や主な生活時間帯をあらかじめ尋ねておくのがおすすめです。

共有スペースでの小さなトラブル

キッチンや冷蔵庫、シャワーブースなどの共用スペースは、小さなトラブルが起こりやすい場所です。
たとえば「食材を勝手に食べられた」「水回りがいつも汚い」といったプチいざこざが典型例。

運営側が明確なハウスルールを設けていたり、清掃が入っているかチェックしましょう。
入っていない場合でも当番制でしっかり回っている物件なら、こうしたストレスはぐっと減ります。

見学時には、ハウス内の掲示物や清掃体制を確認しておくと安心です。

リモートワーク環境が整いにくい

共用Wi-Fiは利用が集中する時間帯にスピードが落ち、動画やオンライン会議がカクついたり、接続が切れたりすることがあります。

リビングやダイニングしか作業場所がない場合は、周囲の話し声や生活音が入って集中できず、会議相手にも雑音が届いてしまいがちです。

テレワーク中心の方は、内見時にスマホで通信速度を測らせてもらい、有線LANが引けるか、防音ブースやワークスペースがあるかを確認しておくと安心できます。

物件側で対策が難しいようなら、コワーキング併設型や近隣にコワーキングスペースがあるか確認しておくと、仕事の生産性を保ちやすいでしょう。

防犯・セキュリティ面の不安

シェアハウスはオートロックが簡易だったり、男女混在フロアの運用がゆるいと女性は不安を感じやすくなります。
この場合は入居前に女性専用フロアの有無や利用ルールをしっかり確認しておくと安心です。

あわせて、防犯カメラが設置されているシェアハウスの場合は、どこに設置されていて誰が映像を管理しているのかを聞いておくと安心材料となります。

こうしたセキュリティ面を事前にチェックしておくだけで、暮らし始めてからの心配を大きく減らせます。

退去・契約時のトラブル

シェアハウスの契約は、中途解約金や追加清掃費などが絡み、一般的な賃貸よりも条件が入り組んでいる場合があります。
実際に「敷金が戻らなかった」「想定外の修繕費を請求された」といった相談は珍しくありません。

また、契約トラブルを避けるには、契約書内にある「特約事項」もしっかり読み込むようにしましょう。

特約事項とは、賃貸の標準ルールに加え、貸主と借主が個別に合意した追加条件をまとめた欄です。
ここには清掃費や違約金など、借主に不利となり得る条項が盛り込まれている場合があります。

ペナルティや精算方法を細部まで確認し、納得できてから署名しましょう。

ハコスケ
ハコスケ

う〜ん、こうして見ると“やめとけ”って言葉にも理由があるんだね

ハコナ
ハコナ

そうだね!気をつけるポイントさえ押さえておくのが大切だよ

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シェアハウスでも快適に暮らすコツ

「シェアハウスはやめとけ」と言われるポイントを押さえたうえで、「シェアハウスを諦めたくない」という方も多いと思います。

そんな方に向けて、メリットを最大化しつつデメリット対策もセットで実践できる3つのコツをまとめました。

家賃と初期費用を節約しながら、狭さをスマートに解決

シェアハウスの最大メリットは、敷金・礼金ゼロまたは一般賃貸より安く、家具家電付きの物件がほとんどなので「初期費用が抑えられる」という点です。
毎月の家賃も周辺のワンルーム相場より低めというのも嬉しいポイント。

それゆえの居室の狭さを解決するために今すぐできるコツは以下の通りです。

  • ベッド下収納+折りたたみデスクを活用し、3.5〜5畳でも作業&くつろぎスペースを両立させる
  • オフシーズンの衣類は圧縮袋で保管して、室内の圧迫感を限りなく軽減させる
  • デッドスペースなどに、突っ張り棒で棚を作ることで収納を増やす

うまく収納スペースを作ることで、たとえ収納なし物件でも快適に過ごすことができますよ。

自然な交流を楽しみつつ、生活のミスマッチを防ぐ

シェアハウスでは、共用リビングやイベントを通じて友人や趣味仲間ができることも。
また、孤独感を感じにくく都市生活でも「ただいま」「おかえり」がある安心感を得られるメリットがあります。

人間関係のトラブルを避けるために入居前後で今すぐできるコツは以下の通りです!

  • 内見時に「住人の勤務形態・主な生活時間帯」を質問し、生活リズムが合うかをチェック
  • 入居後は自分活動時間帯を共有し相手の生活リズムも把握して、無用なストレスを先回りで回避
  • 相互理解が深まるほどにトラブルは少なくなるため、入居直後は共用部に積極的に出て交流する

ちょっとした行動で、後々の生活の快適さが変わってきますので、ぜひ入居前後はちょっと頑張ってみましょう!

インフラ&修理対応をお任せしつつ、費用トラブルを回避

シェアハウスは水道光熱費やネット代が定額込み、さらに不具合は管理会社が窓口してくれることがほとんどなのでインフラトラブルの対応は不要です。
業者手配や修理費の立て替えなど、時間も気持ちも節約できます。

ただし、シェアハウスの特性によってはそのインフラ対応まで入居者が担うことも稀にあります。
「こんなはずじゃなかった……!」とならないためにも今すぐできるコツを紹介します。

  • 契約書の特約事項で 「修繕費負担範囲」で借主(入居者)側の負担が重すぎないかチェック
  • 入居者が担当する範囲やルールを契約書だけでなくルールブックでもチェックする
  • 室内で不具合が発生したら、些細なことでも管理会社へ共有する

契約書やルールのチェックは必須です。

居住者が室内の不具合を把握しながら報告を怠った場合「善管注意義務違反」となり、修繕費を請求されることもあります。
そのため、「なんでも管理会社が対応してくれるからいいや」と思っていると痛い目に遭うこともあるので注意が必要です。

ハコスケ
ハコスケ

コツさえ押さえれば、メリットをしっかり受け取れそう!

自分はシェアハウス向いてる?向いていない?30秒セルフ診断

シェアハウスは「本当に自分に合うのかな?」と迷う人も多いはずです。
これまで300人以上の入居希望者や入居者を見てきたシェアハウス運営者が、独断と偏見で適正度のセルフ診断表を作りました。
下の10 項目にチェックを入れて、おおよそのシェアハウス適正度をチェックしてみましょう。

チェック項目✔︎
寝ている時に生活音が多少聞こえても起きない(もしくは全く気にしない)方だ
新しい人と知り合うのが好き、交流の輪を広げた方だ
ご近所さんには間柄に関わらずちゃんとあいさつをする方だ
荷物はミニマム派、または定期的に整理・処分できる方だ
水回りに水が飛び跳ねていても気にならない(自分で綺麗にしちゃう)方だ
何かトラブルが起きたとき、まず同居人と話し合って解決策を探せる方だ
掃除当番やゴミ出しなどのルールを守るのが苦にならない方だ
夜間帯は静かに過ごすなど、共同生活における一般常識はある方だ
自分が相手の迷惑になっていないかなど気にすることができる方だ
契約書やハウスルールを読んで内容を把握し、疑問があれば遠慮なく確認できる方だ

判定の目安

チェックが6個以上なら “かなり相性ヨシ”、2 個以下なら “要検討” が目安です。

  • チェックが6 〜 8 個 … シェアハウス向き
  • チェックが3 〜 5 個 … 気になる項目だけ対策を考えれば問題なく暮らせる可能性あり
  • チェックが0 〜 2 個 … 一人暮らしや別スタイルを再検討するほうが安心

独断と偏見のチェックリストなので、たとえチェックが0〜2個でも、交流をメインとしない格安シェアハウスなら適正あり、ということもあります。

自分の目的にあったシェアハウスを選ぶことで快適な生活を送ることができますよ。

物件選びで失敗しないプロ直伝の7つのチェックポイント

内見前の準備

まずは理想条件を、A4一枚に書き出しておきましょう。

たとえば「個室は最低◯畳」「静けさ重視」「Wi-Fiは下り30Mbps・上り10Mbps以上」「女性専用フロア希望」など、判断基準を先に言語化しておくと選択時にブレることが少なくなります。

当日の持ち物はメジャーとスマホ(撮影とfast.comで速度計測用)。

ベッドやデスクの設備がない物件の場合、持ち込むベッドとデスクの幅を事前にチェックしておくと良いでしょう。

地図アプリで、駅からの道のりや深夜営業店、ゴミ置き場の位置をざっと確認し、近隣に予約不要で使える時間貸しコワーキングがあるかも事前チェックしておくと安心です。

また、内見前後に、周辺環境を見る時間を設けておくことをおすすめします。

現地で見るポイント

個室と設備

居室全体のサイズを測りましょう。特に家具家電を持ち込む可能性がある場合は細かいところまで測っておくと安心です。

クローゼットや棚の有無、共用スペースで使える場所はあるか確認しつつ、許可を得た上で壁を軽くノックして厚みやドア・窓のすき間をチェックしましょう。

小さなすき間風や外音は、そのまま生活音ストレスになりますので注意が必要です。

共用部とルール

キッチンは冷蔵庫の区画分けや名前ラベル運用があるか、調理器具の数は足りているかを目視で確認しましょう。

清掃は当番表の掲示や運営の巡回頻度、業者清掃の頻度を確認し、ゴミの分別・ゴミ置き場の清潔さも一緒に見ておくと雰囲気がつかめます。

共有部に掲示板がある場合は、タイムリーな情報を見ることができるのでさりげなくチェックしておきましょう。(トラブルへの注意が掲示されていることがあります…笑)

セキュリティ

玄関の入退館管理がセキュリティの肝になります。
オートロックやオートクローザー、ICキーの運用を確認し、女性は女性専用フロアの有無や立ち入りのルールなどを必ず質問しましょう。

防犯カメラは「どこに設置」「誰が映像を管理」「どのくらい保存」まで聞けると、運営の本気度が見えます。
ちなみに、あまり質問しすぎても「神経質な人」「面倒くさそうな人」と思われて嫌煙されるので程よい塩梅で……!

住人の雰囲気

年代・職業のバランス、夜勤や在宅ワーカーの比率、イベントの頻度を聞き、静かに暮らしたいのか交流を楽しみたいのか、自分の希望と合うハウスなのかすり合わせましょう。

内見時に共用部の様子を見ることができれば、そのシェアハウスのコミュニティや生活の空気感がつかめます。
共有部にいる人=高頻度で共有部で会う人になる可能性が高いので、話すことができるチャンスがあれば積極的に会話してみましょう。

ネットと作業環境

特に部屋でリモートワークをする予定の方は、内見時に速度を実測(上り・下り)させてもらい、有線LANの可否や通話ブース・ワークルームの有無を聞きましょう。

共用Wi-Fiが不安定な時の逃げ道として、近隣に予約不要で使える時間貸しコワーキングがあるか押さえておくと安心です。

リモートワークの“安心ライン”目安
最低限(1人・HD会議が主)
項目いい(快適)ギリ可要注意
ダウンロード30Mbps 以上20–29Mbps20Mbps 未満
アップロード10Mbps 以上5–9Mbps5Mbps 未満
レイテンシ(未負荷)50ms 以下51–100ms100ms 超
レイテンシ(負荷時)150ms 以下151–200ms200ms 超
快適(毎日会議+画面共有が多い)
項目いい(余裕あり)ギリ可要注意
ダウンロード30 Mbps 以上20–29 Mbps20 Mbps 未満
アップロード10 Mbps 以上5–9 Mbps5 Mbps 未満
レイテンシ(未負荷)50 ms 以下51–100 ms100 ms 超
レイテンシ(負荷時)150 ms 以下151–200 ms200 ms 超
高負荷(1080p配信・同時端末が多い)
項目強めに確保したい推奨値ギリ可の目安
ダウンロード100 Mbps 以上50–99 Mbps
アップロード20–30 Mbps 以上10–19 Mbps
レイテンシ(未負荷)50–80 ms 程度以下81–120 ms
レイテンシ(負荷時)150 ms 以下151–200 ms

運営に聞くべき5つの質問

内見が短時間でも以下の5問を押さえれば実情が見えます。

  1. 住人の勤務形態の比率(夜勤・在宅の人数感)
  2. よくあるトラブルと、トラブル発生時の対応フロー
  3. 退去時のおおよその請求額の目安
  4. ネットはリモートワークに適しているか、Wi-Fiと有線もあるか(工事可否も確認)
  5. 女性専用フロアの有無、防犯カメラの管理などセキュリティ対策

先にも伝えた通り、残念ながら質問が多いと「神経質な人」「面倒そうな人」と判定されてしまうこともあるので、分散して質問をするなどして、慎重に対応しましょう。

持ち帰って確認すること

契約書と特約事項を最初から最後まで通読し、中途解約金、原状回復、追加清掃費、修繕負担範囲、退去予告日数に付箋でマークを付けます。
共益費に何が含まれるのか(光熱・ネット・消耗品)が明記されているかもチェックしましょう。

サイン前の最終チェックー契約とお金ー

特約事項で中途解約金、原状回復、追加清掃費、修繕負担範囲を読み込み、退去申告の期限(日数)や日割り計算の方法、共益費に含まれる項目(光熱・ネット・消耗品)を明確に。

迷ったら「騒音・ネット・ルール・セキュリティ・特約」の五本柱から。
ここがクリアなら、大外しはまずありません。最終判断は三点に絞ると迷いません。

  • ひとつめは数値:FASTの結果が朝・夜ともに目安を満たすか。
  • ふたつめはルール:掃除当番や冷蔵庫の仕切りなど共用運用が“見える化”されているか。
  • みっつめは安全:入退館管理や女性専用フロアの説明に納得できたか。どれか一つでも強い不安が残るなら、再検討のサインです。

入居直後のひと工夫(48時間以内)

入居後はできるだけ家具家電搬入前の状態を写真に撮影しておきましょう。退去後のトラブル回避になります。
設備の小さな不具合がある場合は、写真や動画を添えて運営へ共有しましょう。

シェアハウスのオンライン上のコミュニケーション手段として、共用チャットや掲示板がある場合は早めに自己紹介を投稿し、勤務時間帯など自分の生活リズムを簡単に伝えておくと、余計な行き違いを先回りで防げます。

共有部に置いて良い私物がある場合は、自分の部屋番号や名前を貼り、冷蔵庫は仕切りケースで運用を整えましょう。

ハコナ
ハコナ

この順番で見れば、入居前後での“見落とし”が減らせそうだね!

まとめ

シェアハウスは“やめとけ”の声が出やすい住まいですが、騒音・ネット・ルール・セキュリティ・特約の五本柱を数値と現場で確かめれば、失敗はかなり減らせます。

  • 内見で fast.com を実測:下り30Mbps/上り10Mbps以上、レイテンシ(未負荷)100ms以下・(負荷時)150ms以下を目安。
  • 共用は 冷蔵庫の区画・名前ラベル・掃除当番表 が掲示されているかを“目視”。
  • セキュリティは 女性専用フロアの有無、防犯カメラの設置場所と管理者 を質問。
  • 契約は 退去請求の実例特約(中途解約金/清掃費/修繕負担) を確認、写真で控える。
  • 入居直後は 自己紹介+静かにしてほしい時間 を共有し、行き違いを先回りで防ぐ。

デメリットを理解し、上の手順で不安を“数字と運用”まで落として解決できる人には、コストとつながりの価値がある住まい。

逆に不安が一つでも解像度高く解決しないなら、その物件は見送るのが賢明です。
自分の理想の物件を見つけましょう。

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