「シェアハウスに住んでみたいけど、どうやって探せばいいの?」
「サイトがたくさんあって、どこから始めるのが正解かわからない」
シェアハウスは一般的な賃貸マンションやアパートとは探し方が少し異なるため、最初の一歩で迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、はじめてシェアハウスを探す方でも迷わないように、探し方だけでなく探し始める前の準備や比較方法まで、順を追ってわかりやすく解説します。
読み終えたときには、今日からスムーズにシェアハウス探しを始められ、自分に合った物件を効率よく見つけられるはずです。

「ハコスケ」
シェアハウスって意外とたくさんあって探すのが大変!

「ハコナ」
私がシェアハウスを見つけた時の探し方を教えるね!
シェアハウス探しの前に、5分でできる準備

シェアハウス探しを始めると「立地もいいし家賃も安い!」「おしゃれな物件を見つけた!」と、つい直感で選びたくなります。
でも、事前に自分の基準を整理しておかないと、「こんなはずじゃなかった……」と後悔する原因になりがちです。
シェアハウス探しで失敗しないために5分使って、以下のポイントをまとめておきましょう。

PCやスマホのメモ機能か、A4用紙とペンを用意して、整理していこう!
住む目的を明確にする
憧れのシェアハウス「住むこと」自体をゴールにしていませんか?
もちろん住むことは大切な目的のひとつですが、もう一歩踏み込んで「なぜシェアハウスなのか」を考えてみましょう。
まずはメモに、思いつくまま書き出してみましょう。
例えば以下のような例です。
- 家賃などの固定費を節約したい
- 人との交流を楽しみたい
- 理想の部屋で静かに暮らしたい
- 気の合う友達を見つけたい
- 通勤・通学の利便性を優先したい
目的が曖昧だと、内見で何をチェックすべきかがブレてしまいがち。
書き出したリストが、そのままあなたのシェアハウスで大切にしたい条件になります。

最初は深く考えすぎず、直感でOKだよ!
条件の優先度を決める
次に、書き出した条件に優先度をつけてみましょう。
Must(絶対に外せない条件)、Want(あれば嬉しい条件) の2つに分け、さらに NG(避けたい条件) も整理しておくと分かりやすいです。
前の項目で挙げた内容を、それぞれどの軸に当てはまるか仕分けてみましょう。
思いついた時点で新しい条件を追加していっても構いません。
軸 | 例 |
---|---|
Must(絶対条件) | 家賃はトータルで5万まで、女性専用、鍵付き……など |
Want(あれば嬉しい条件) | 広めのキッチン、駅近、家具付き、住人同士の交流が盛ん……など |
NG | ドミトリー(相部屋)不可、夜に騒がしいエリア不可……など |
この3つに分けて整理すると、シェアハウスの候補をしぼりやすくなりますよ。
コスト感をシミュレーションする
シェアハウス探しで意外と見落としやすいのが「家賃以外のお金」です。
共益費・光熱費・インターネット代・清掃費などが加わると、表示されている家賃よりも毎月の負担は大きくなります。
例えば「家賃4万円」の物件でも、共益費1万円・光熱費8千円・ネット代3千円がかかれば、実際の月額は5万5千円ほどに。
入居後に「こんなはずじゃなかった」とならないよう、候補を比較するときは月々の総額を見積もり、コスト感をシミュレーションしておきましょう。
シェアハウス探しに便利なサイト10選を紹介

シェアハウスを効率よく探すなら、まずはシェアハウス専用のポータルサイトをチェックするのがおすすめです。
家賃・立地・人数・男女比など、条件を入力して検索できるので、自分の希望に近い物件を効率よく探せるのが大きなメリットです。
賃貸不動産のように各ポータルサイト同じ物件が出ているというだけでなく、自社物件のみを取り扱うポータルサイトもあるので探し方にはコツが必要です。
様々な物件を取り扱っているポータルサイト4選
シェアハウス探しの第一歩に便利なのが、複数の運営会社の物件をまとめて見られるポータルサイトです。家賃・立地・人数など条件を入力すれば、一度に比較できるのが大きなメリットです。
東京シェアハウス
東京都内のエリアに特化したポータルサイト「東京シェアハウス」。
検索条件がとても豊富で、家賃・立地はもちろん「クリエイター向け」「ワークスペース付き」などテーマで探せるのが魅力です。
設定によっては各ハウスの入居者データも公開されており、男女比や年齢層、国籍比率が視覚的に分かるので、入居前から生活イメージを描きやすいのもポイントです。

ひつじ不動産
日本最大級のシェアハウス専門サイト「ひつじ不動産」。
掲載される物件はスタッフが実際に訪問・撮影しており、写真や紹介文の信頼性が高いのが特徴です。
デザイン性の高い物件やコンセプト型シェアハウスも多く、「見ているだけで楽しい」サイト。
おしゃれな暮らしを求める人に最適です。
さらに、利用者が安心して暮らせるよう独自の掲載基準を設けており、衛生管理や運営体制が基準を満たさない場合は掲載しない方針と掲げており、品質管理に力を入れているのも大きな特徴です。

シェアパーク
全国のシェアハウスを幅広く紹介しているポータルサイト「シェアパーク」。
検索画面がシンプルで使いやすく、女性専用・ペット可・楽器演奏可といったこだわり条件での絞り込みがしやすいのが特徴です。
また、キャンペーン物件はひと目で分かるよう表示されるため「初期費用を抑えたい」「お得に入居したい」という人にとっても便利なサイトです。
コスト重視で探したい人や、こだわり条件から効率よく検索したい人におすすめ。

シェアーズ
全国のシェアハウスを扱うポータルサイト「シェアーズ」。
エリア・家賃・男女比といった基本条件に加えて、フリーワード検索にも対応しており、ライフスタイルに合わせた物件を探しやすいのが特徴です。
また、キャンペーン情報が目立つ形で表示されるため、コストを重視したい人や、お得に入居したい人におすすめのサイトです。

自社物件のみの取り扱っているシェアハウスサイト6選
ポータルサイトで横断的に探す方法に加えて、運営会社が自社で運営するシェアハウスだけをまとめた公式サイトもあります。最新の空室情報や独自サービスがチェックでき、同ブランド内での住み替えもスムーズなのが強みです。
オークハウス
首都圏を中心に展開する大手シェアハウスブランド「オークハウス」。
大型物件から少人数物件まで幅広く扱い、ラウンジやイベントなど交流の仕組みが整っているのが特徴です。
入居者限定のポイント制度もあり、住み替えや継続利用がしやすいのも魅力。
「ただ住むだけでなく、コミュニティを楽しみたい」人におすすめです。

クロスハウス
初期費用の安さと住み替え制度の充実が強みの「クロスハウス」。
都内を中心に多数のシェアハウスを展開しており、コストを抑えて気軽に暮らし始めたい人に人気です。
「低予算でシェアハウスを試したい」人に最適。
ボーダレスハウス
国際交流をテーマにしたシェアハウス運営会社「ボーダレスハウス」。
入居者の国籍バランスを調整しており、自然と英語や異文化交流が生まれる環境が整っています。
「海外生活に憧れがある」「英語を使って暮らしたい」人におすすめ。

Tokyo β(トーキョーベータ)
都内の主要駅近くに物件が多く、通勤・通学の利便性の高さが魅力の「Tokyo β(トーキョーベータ)」。
サイトでは写真や設備情報が分かりやすくまとめられており、内見から入居までの流れもスムーズです。
「都心でアクセスの良さを優先したい」人に向いています。

シェア180
名古屋・東海エリア発のブランドで、リノベーション物件やコンセプト型シェアハウスを多数展開している「シェア180」。
デザイン性と暮らしやすさを兼ね備えた物件が多く、東海圏でのシェアハウス探しに強いです。
「東海エリアで探したい」「テーマ性のある暮らしをしたい」人におすすめ。
絆家(キズナヤ)
「第2の家族ができるシェアハウス」をコンセプトに全国展開している「絆家」。
定期的なごはん会やイベントなど、入居者同士のつながりを自然に育む仕組みが整っています。
「人とのつながりを最優先にしたい」「仲間と一緒に暮らす経験をしたい」人におすすめ。

おまけ:ポータルサイト以外のシェアハウスの探し方
シェアハウスは、一般的な不動産会社の店頭に行ってもあまり取り扱いがありません。
ここでは、先に説明したポータルサイト以外でどんな探し方があるのか紹介します。
目的に合わせて組み合わせると、より理想の物件に出会いやすくなります。
地域名や駅名で検索する
「◯◯駅 シェアハウス」「◯◯区 シェアハウス」と検索すると、地域密着の物件や個人運営のハウスが見つかる場合があります。
とくに地方や郊外で探すときには有効な方法です。
SNSやコミュニティで探す
最近は、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで個人のシェハウス運営者や実際のシェアハウス入居者が写真付きで物件紹介をしているケースも増えています。
雰囲気や実際の生活感が伝わりやすいのが特徴です。
気になる物件を絞り込むステップ

ポータルサイトや運営会社の公式ページで候補を見つけたら、次は3〜4件程度に絞り込む作業です。
最初から10件以上も内見すると、正直どれが良かったか分からなくなりがち。
数をしぼって比較するほうが、効率的に判断できます。
写真と間取りで生活イメージを持つ
写真
明るさや角度で印象が大きく変わるので、写りが良すぎる写真には要注意。
間取り図
個室とリビング・キッチンの距離を確認。近すぎると生活音が気になることもあります。
写真は「盛られている」前提で、間取りや設備の位置関係を重視すると失敗が少ないです。
口コミや入居者データを確認する
ポータルによっては入居者の男女比や年齢層、口コミが載っていることもあります。
自分の生活リズムや価値観と大きくずれていないかをチェックするのは大切なポイント。
また、シェアハウスの名前でGoogle検索をするとGoogleマイビジネスの口コミを見ることができたり、以下のサイトでもチェックができます。
賃貸物件用の口コミサイトでもシェアハウスの口コミが載っていることもあります。
マンションノート

優先順位を振り返る
探す前に決めた「Must(絶対条件)・Want(希望条件)・NG条件」と照らし合わせて、リストアップした物件を評価しましょう。
例えば「家賃は少し高いけど職場まで15分」「駅から遠いけど広めの部屋で静か」など、条件を比較して最終候補を決めるイメージです。
実際に内見できるか確認する
気になる物件があっても、空室がなければ内見できないこともあります。
まずは「空室状況」を問い合わせて、内見可能な物件から絞り込みましょう。
内見で必ずチェックしたいポイント
候補を絞ったら、最後は必ず内見して実際の雰囲気を確かめましょう。
写真や条件だけでは分からないポイントが多いため、現地でのチェックは欠かせません。
確認しておきたい代表的なポイントは次の4つです。
- 共用スペースの清潔さ(キッチンやリビング、バスルームが整っているか)
- 入居者の雰囲気(年齢層や男女比、生活リズムが自分に合いそうか)
- ルールの有無と内容(掃除やゴミ出し、ゲスト宿泊などが明確か)
- 運営会社や管理人の対応(説明やレスポンスに信頼できるか)
詳しくは関連記事「物件選びで失敗しないプロ直伝の7つのチェックポイント」で解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
契約前に確認しておくこと
気に入ったシェアハウスが見つかっても、契約条件をきちんと確認しないと、思わぬトラブルにつながります。
特に押さえておきたいのは次の3点です。
- 契約期間と違約金
「最低入居期間◯ヶ月」などの縛りがある場合があります。途中解約で違約金がかかるケースもあるので要注意。 - 退去時の費用
クリーニング費用や原状回復費は多くのシェアハウスで発生します。定額か実費かを必ず確認しましょう。 - 更新料や手数料
一部の物件では更新料や事務手数料が発生することもあります。長く住む予定なら特に確認しておきたいところ。
これらを把握しておけば「思ったより費用がかさんだ…」という後悔を防げます。。
シェアハウス運営者直伝!良いシェアハウスを選ぶコツ

同じ条件の物件でも、住み心地には大きな差があります。後悔しないためには、次のポイントを意識してみてください。
- 必ず内見する
写真と実際の印象は大きく違うことがあります。雰囲気や人の様子を確かめるためにも現地確認は必須。 - ルールが明確かどうか
掃除当番やゴミ出し、ゲスト宿泊の可否など、生活に直結するルールはストレスの元になりやすい部分。曖昧よりも明確な方が安心です。 - 入居者の属性が自分に合うか
年齢層や生活リズム、外国人の有無などは暮らしやすさに直結。合わないと長期的にストレスになります。 - 管理・運営の対応が信頼できるか
トラブル時の連絡体制やレスポンスの速さは安心材料。説明が誠実かどうかもチェックしましょう。
<避けた方がいいシェアハウスの特徴>
逆に、次のような特徴があるシェアハウスは注意が必要です。
- 家賃が極端に安い(設備不十分や管理不在の可能性)
- ルールが曖昧、または全くない(トラブルが起きやすい)
- 共用スペースが不衛生(管理が機能していない)
- 運営会社やオーナーの説明が不透明(費用トラブルにつながることも)
こうした特徴を避けるだけでも、住んでからのストレスを大きく減らせます。
まとめ|シェアハウス探しは段階を踏めば失敗しない
シェアハウスは通常の賃貸と探し方が少し違うため、最初は迷うこともあります。
でも、次の流れを押さえておけば効率よく、自分に合った物件に出会えるはずです。
- 目的と条件を整理する
何を優先するのか(家賃・立地・交流・静かさなど)を明確に。 - 総コストをシミュレーションする
家賃だけでなく共益費・光熱費・退去費用まで確認。 - ポータルサイトで候補をリストアップ
横断型サイトで全体を把握し、自社ポータルで深掘り。 - 3〜4件に絞り込む
写真や間取り、口コミを参考に候補を厳選。 - 内見で実際の雰囲気を確認
共用スペース・入居者・ルール・運営の対応を要チェック。 - 契約条件をしっかり確認
最低契約期間・違約金・退去費用を事前に把握する。
この流れを踏めば「想像と違った…」という後悔を避けやすくなります。
シェアハウス探しは情報が多くて迷いがちですが、条件整理と探し方のステップを守ればスムーズに進みます。
まずはポータルサイトで全体像をつかみ、自分に合いそうな物件をピックアップするところから始めてみてください。

探し方がわかったらあとはもう行動するのみだね!

シェアハウス探しはワクワクするよね!生活をイメージしながら楽しんで探してみてね!
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